妻の魅力
----/--/--
事は先日妻と2人で北海道旅行へ行った時に起きました。
予約でいっぱいのフェリーに乗ったため、2等しか取れなかったのがそもそもの始まりでした。
夜に東京を出発した船ははとんど満員の状態です。
嫌がる妻を連れて船内に入りましたが、そこは寝る場所も無いほどの状態です。
取り合えず荷物の場所と2人で寝れるスペースを確保しましたが、
夜半とはいえ船内はむんむんと暑苦しく、とても寝れる状態では有りません。
妻の提案で船内を散歩することにしました。
「あんなとこでザコ寝するの嫌よ、若い子とか一人で旅行してるような人ばかりじゃない」
「そんなこと言ったって予約しないで乗れたんだからラッキーだと思わなきゃ」
私はそうして妻をなだめ船室へ連れ戻しました。
時間は深夜1時を過ぎ、大半の客はすでに寝ています。
私達も狭いスペースながら寝ることにしました。
寝苦しさと起きている人の話し声が気になりましたが、疲れもあって寝つくまで時間はかかりませんでした。