事の始まりは『抱き枕ごっこ』 その2
2014-03-02
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次の日、ぐっすり眠ったおかげですっきりとした朝だった。
いつものように飯を食って、家を出る前妹に「今日は早退すんなよ」と耳打ちした。
「しないよ!兄ちゃんこそ気を付けてよ」
「何に?」
「学校でコチコチになんないように!」
「あほ!」
教室に入ると友人が声を掛けてきた。
「おう、大丈夫か?」
「ああ、この通り」
「お前じゃねーよ、妹ちゃん」
「は?」
「お前は仮病だろ?気にすんな」
俺はメチャメチャ動揺した。
何で知ってんだ?どこまで知っている?どこから漏れた?
まさか、あいつ(妹)が余計なことを?
「・・・何動揺してんの?妹思いのオニーちゃん?」
「あ?」
昨日部活中に☆☆センセ来て、俺が部活休んだ件でお話いただいたらしい。
おかげで、部の人間、このクラスみんなの知ることとなった。
「別に気にすることねーよ。お前の株は上がったぞ?