僕の初体験の昔話
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折角、人生一度限りのお話を投稿しても「同じ作者の作り話」と言うような揶揄が有るのは残念ですが、しょせん人間は自分のレベルでしか物を見られない、自分より上のクラスを理解できない生き物かも知れません。養老先生の「バカの壁」は本当です。
さて僕の母は実に厳しい人でした。甘えるという事を一切許しませんでした。僕は小学校の高学年まで女親に甘えたいという気持ちを押し殺さざるを得ませんでした。母は男女雇用均等法のない時代である大会社の係長でした。仕事にも自分にも厳しかったです。
そんな折、隣家に歳の差婚をした子供のいない夫婦が越してきました。奥様は若く美しく良く笑う素敵な人でした。あの奥様が母親だったらなあ。と言う気持ちで放課後、母が帰宅するまで彼女を眺めていました。
ある時いつもの様に玄関先から奥様を眺めていると「ボク。おやつを食べに来ない?」と彼女が声をかけてくれました。自分の家は間食やテレビがご法度だったので、甘いビスケットを食べてテレビを見るのは秘密の楽しみになりました。
そして3ヵ月くらいたった時に奥様の胸に見とれて甘えたいなと思っていると「ふふふ、何を見ている