ボランティアで知り合った不倫男

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2009-10-18

大学時代、身障者関連のボランティアしてた。
身障者サポートのボランティアといっても
ホームヘルパーのように入浴の世話なんかはしたりはしない。
障害者が医者や映画や買い物に行きたいときに
その手伝いをする程度の簡単なボランティアだ。

俺が担当として受け持つことになった人の中に、鈴木さんという人がいた。
まだ40代であり、俺たちボランティアの世話を受けるにしては若いのだが、
数年前の脳溢血で全身が麻痺してしまい、自由に動くのは右腕だけという人だった。

鈴木さんは古いマンションに一人暮らしだった。
マンションは、エレベータは付いてるもののバリアフリーではなく
マンションを出てからすぐの所に大きな段差などがあった。

このため、片腕しか自由の聞かない鈴木さんでは
段差を乗り越えるほど巧みに車椅子を操ることも出来ず
結局、彼が外出するためには、俺たちボランティアの力を借りるか

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