童貞の俺と処女の妹・中編

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2022-05-10

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引越し数日前の夜、春香が俺の部屋にビールを持ってやってきた。
引越し前祝いってことで2人で飲んだ。
あんまり酒が強くない春香が今日は結構いいペースで飲む。
なんだか表情が暗い。
悲しんでいるのか?
確かに俺たちは仲良くてベッタリだったからな。
でも、仕方ないんだ。
お前の好意は嬉しいよ。
でも、仕方がないんだ。
俺はお前の好意に甘えすぎた。

会話という会話もすぐに尽きて、沈黙が支配していた。
そして春香が言った。

「ねえ、受験は私も都内の大学を受けるから、受かったら来年一緒に住もうよ」

天に昇るほど嬉しかった。
春香の精一杯の言葉に感じた。
少し沈黙して俺は答えた。

「・・・だめだ」

「なんで?」

今にも壊れちまいそうな顔になる。
非情な俺は追い討ちをかける。

「女を連れ込むから」

空気が凍りつくのがわかった。


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