屈辱と不信と嫉妬と疑念
2014-03-05
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夏の、ものすごく暑い夜のことでした。
仕事で遅くなり、会社の後輩Bを連れて家に帰りました。
後輩の家は電車と徒歩で2時間近くかかるのです。
私の都合で遅くまで付き合わせてしまったので泊まってもらうことにしたのです。
翌日は休日でした。
私は自宅にあらかじめ電話を入れておいたので妻が食事と酒を用意していました。
6畳の部屋に夏物の座布団が敷かれ、後輩Bの座る所の風がよく行くように扇風機が回っています。
エアコンは不調で停まっていました。
この後輩Bはデブでガサツで使えない奴です。
私は3歳年下の27歳になるこの男をはっきり言って嫌いです。
「悪かったな」
私は謝りながら食事とビールを勧め、ねぎらいました。
2DKの狭くて古い賃貸マンションです。
妻が広々したいと言って、和室の襖を外して籐の衝立を仕切にしていました。
部屋の奥の方まで丸見えになります。
Bは無遠慮な目で家の中を見回し