後輩の母親・文子

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2013-09-20

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8つ下の後輩から「兄貴」と呼ばれて、かなり慕われている。

彼が中学に上がった頃に知り合い、多分一人っ子の彼としては年上の兄弟が欲しかったのかもしれない、さらには彼の家庭はかなり冷え切っている事を知ったのは、知り合ってからすぐの事だった。
それだけに俺だけでなく、俺の周りも気を使い、それなりに彼の道を反らさないように心がけていた。
彼の家は父親、母親、彼の3人家族だが、父親は彼が生まれる直前に他に女を作り、近年では女の入り浸っている父親は正月にも帰ってこなくなった。
母親・文子はそれでも彼を育て上げている。

しかし、母親の装いは俺らが知り合った頃と最近も変わらず、年齢不相応に昼はミニスカートに体型が分かるような服、夜はパジャマだった。
彼と知り合った頃から、家に行くと、文子が階段を上っていくと下から覗きこんでいた。
彼が彼女と半同棲生活を始めてからは、週に2、3回しか家に帰ることはなかった。
俺は直接連絡を取り合っていたから、彼がいつ家にいるのかとか把握できていた。


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