昔の

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昔の体験3
そして翌朝、何事もなかったように朝の挨拶を全員にし、旅館の精算を終わらせ出発時間までの間、夕べスナックだったところが朝は喫茶店になっていたのでコーヒーを飲んでいました。そこへガイドの新名さんがきて「私もコーヒーを頂戴」といってウェートレスに注文すると僕の隣へ来て「夕べはどうだったの?なにかお客様に悪さしたんじゃないの?」と僕の顔を覗き込んできました。僕はとっさに読んでいた新聞を脇へ寄せ、「昨夜のお客さんとは幼いころからの知り合いで、僕の幼友達のお母さんですよ。変なこと出来る訳ないじゃないですか」と言ったところ「幼馴染のお母さんと言っても、あの人相当色気があるから男女の関係になったんじゃないかと心配しているのよ」と切り込んできたのです。僕は昨夜の出来事を思い出し、息子がまた大きくなってくる事を意識しながら必死に平静を装っていました。それからしばらくガイドさんとドライバーさん3人で今日の旅程の確認と各見学地でどれくらい時間を取ればいいかを相談していたのです。その時、君江達が旅行鞄を持ち「まだ時間あるわよね、私たちもコーヒーを下さい」と言って入ってきました。僕達をすばやく見つけ、「おは


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