10年前はお互いに独身だったけど

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2008-06-03

その後、10年が経ち、俺は結婚して子供にも恵まれた。

自分にとっても、真由美さんとの思い出は大事なものだったのですが、日々の
生活に追われたりしているうちに、いつしか風化するというか、思い出は思い
出として存在する、という感じになってきました。

そんなある日、高校時代の友人の父親が亡くなったとの連絡があり、久々(仕
事の関係もあり、出身地から離れた街に住んでおり、実家方面に帰るのは、夏
休みと冬休みだけという感じになっていた)に、ごく普通の日に地元の駅に着
くと、改札を出たところで「○○さん」と声を掛けられた。

この声を掛けてきたのが、なんと真由美さんだったのです。
真由美さんも「10年振りでもすぐ分かったの声を掛けた」と言っていましたが、
俺も「うわぁ真由美さんだ」という感じで、すぐに分かりました。

「久し振りだねぇ」と少しだけ立ち話をし、お互いの簡単な近況報告をすると、
なん

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