従姉の姉ちゃんが泊まりに来て・前編
2019-11-07
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(誰だろ?こんな時間に・・・?)
電話の呼び出し音で目覚めた僕が時計を見ると、午前1時を回っていた。
携帯の画面を見ると、そこには『ゆき姉ちゃん』の表示。
ゆき姉ちゃんとは、母の妹の娘で、僕より2つ上の従姉である。
互いの実家が近い為、幼い頃は一緒に遊んだり、高校も同じ学校だったので、最初は一緒に通ったりしていた。
僕が就職の為に東京で一人暮らしを始めた際も、東京の寮にいた姉ちゃんが引越しの手伝いに来てくれた。
「もしもし~」
僕は眠いのもあり、ちょっと不機嫌で電話に出る。
「ひろく~ん♪」
かなりご機嫌な声。
酔ってるのが分かる。
「寝てた~?」
「当たり前だろ!今、何時と思ってんのよ?」
僕は尚も不機嫌に答える。
「ごめんね~。今、◯◯駅の前なんだけど~電車もなくなっちゃったし~お金もないし~泊めてくれな~い?」
「はぁ?」
「あたし酔ってるしさ~このままだったら悪