祖父の話

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2006-10-30

今から六十年以上前、広島の祖父が東チモールに戦車兵として従軍していたころの話です。
大戦末期ではありましたが、祖父は戦闘らしい戦闘は経験していませんでした。
そんなある日、祖父が深夜に兵舎の見回りをしていると、窓に軍服を着た兵隊の姿が浮かび上がってきたそうです。
一瞬反射かと思った祖父でしたが、よくみるとそれは海軍の制服でした。
その人物は、祖父に敬礼をしてすっと消えてしまいました。
祖父は何故か直感的に『ああ、兄さん』と呟いたそうです。
祖父の兄は海軍で駆逐艦(浦風だか磯風・・・だったか?)に乗艦していたそうです。
その夜、祖父の夢の中に兄が出てきて、

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