久しぶりに再会した幼馴染と恋人同士のように・後編
2018-11-06
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酒の勢いに任せてユキを抱き寄せたところで、一気に酔いが醒めてしまいました。
目の前の自分の腕の中に収まっているのは自分の幼馴染なわけで、情けない話ですが、急にパニックになってしまいました。
「Tちゃん、痛いよ」
「え、あ、ご、ごめん」
気が付けば、女の子を抱くには強すぎる力で抱き締めていました。
手の力を緩めるとユキは顔を上げて、「Tちゃんと、キスしちゃったね」と笑いかけてくれました。
「う、うん」
情けないけれど、どうやらユキの方が冷静みたいです。
「ちょっと痛かったよ」
「ご、ごめん」
するとユキの方から手を背中に回してギュっとしてくれました。
正直これは、嬉しいというより助かったという気分でした。
しばらくそのまま2人で抱き合ってました。
「Tちゃん」
「うん?」
「私のこと好き?」
「うん、久しぶりに会ったのにおかしいかな?」
「ううん、そんな事ない