ボクが家庭教師を務めることになった女子高生と初対面したら、いかにもな不良少女だった

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2015-02-09

ボクが美雪と出会ったのは大学3年の夏だった。

当時彼女は受験を控えた高校生で、家庭教師の派遣元からの紹介でボクが家庭教師を務めることになった。

夏休みを控えたある日、ボクが美雪の家へ出向いた。

高級住宅街の中でもひと際目立った大邸宅がボクの探している家だと気がついた時、愕然とした。

"どんなわがままなお嬢様がボクを待っているのだろう・・・"

来年大学受験を控えた夏になってようやく家庭教師をつけるなんて、よほど頭が悪いか勉強嫌いかに決まっている。

そんなに勉強が嫌いなら進学なんかさせなければいいのに、お金持ちと言うのはとにかく見栄を張りたがるものらしい。

ベルを鳴らすとすぐに母親が出てきて、ボクを出迎えてくれた。

「先生、お待ちしておりました」

「初めまして」

ボクは優等生らしさを強調しようと少しオーバーに頭を下げ

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