鈴音の場合3

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2004-09-10

鈴音の場合

三 異変

 八月十三日、今日は鈴音たちが参加する即売会の日だ。鋼は前日のうちに友人たちと一緒に出掛けてしまっていたが、今日は合流して帰ってくる手筈だった。
 そしたらゆうちゃんと鋼を引き合わせてあげよう。未来の義兄弟として♪ …な~んてネ…そんな事を考えつつ、鈴音は着替えをしている。今日は人気のあった自分の漫画の登場人物のコスプレをするつもりでいた。
 パジャマを脱ぎショーツを替えて、ブラジャーを着けようとしたとき、それがきつくなっている事に気が付いた。
「おかしいな? ちょっと前までピッタリだったのに?」
 それでも無理に着けてみると、カップから乳房がはみ出してしまった。試しに他のブラを着けてみるが、みな同じ様にきつくなっていた。これは明らかにバストのサイズが大きくなったことを現している。…それも、1センチや2センチどころでは無く。
「そんな!? 昨日今日でこんなに大きくなるわけ…」
 両手で乳房を掬いあげてみると、今まで

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