美術部の先輩のヌードデッサンのモデルになって
2023-03-24
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私が高校生の頃の話。
高校1年の夏、美術部だった私は夏休みに週2回だけの部活に出るのも面倒に思っていた。
暑いのに部室にはエアコンがない。
部室には誰かが置いていった扇風機があるだけだった。
それでも家で暑いとだらけているよりは、部活でデッサンしている方がまだ集中できるものがあって良かった。
部活に出ると1学期は休みがちだった2年の先輩Sが先に来ていた。
秋には美術コンクールがあって、各自その制作に追われているものの、気分転換に部員が同じ物を描いているのだ。
(だからって果物が盛られた籠って・・・)
気が付くとデッサンしていたのは私と先輩だけだった。
私はまた一点を見つめて、集中をした。
最後の1人の先輩も帰り支度を始めたようだ。
私1人でどうしたものかと思っていると、先輩が声をかけてきた。
「渡辺さん、一緒に帰らない?ちょっと話があるんだけど」
「あ、はい。今片付けます」
机の上の鉛筆をペン