第6幕:嵐の幕切れ
2007-07-08
高松駅も、やはり閑散としていた。まあ、現時点では四国の在来線が全て不通になっている
のだから、当たり前と言えば当たり前である。それでも、吹き抜けになっているロビーには
運行再開を待ってか、数人の姿が見えた。
ドクオたちは、そのロビーを横切ってみどりの窓口へと向かう。窓口には、職員以外の
姿は無かった。
ふたりが窓口に入ると、職員のみんなが顔を上げる。ふたりは、カウンターのうち一番近いのを選ぶ。
('A`)「あの……」
( ,,゚Д゚)「何だゴルァ」
('A`;)「……はあ、台風のせいで乗れなかった列車の切符を払い戻ししたいんですが」
( ,,゚Д゚)「ああ。そんなら切符をこちらに下さい」
('A`)( ^ω^)「はい」
ふたりは、それぞれ持っていた切符を渡す。