ライダーズクラブで知り合った亜紀さん・後編

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2016-01-11

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最後の夜です。
またしばらくお付き合いお願いします。

しばらくはメールだけのやり取りが続いた。
亜季さんは俺に、『私なんかのどこがいいの?』と聞く。
言葉に困る。
たぶん好き。
っていうか、時間を戻せるなら、一人だった頃に戻ってもう一度亜季さんと初めからやり直してみたい。
・・・なんてことは書かなかったけど、なんか言葉を濁した返事をした。

亜季さんははっきりと、「あなたの体も好き」と言ってくれた。
微妙な気持ちだ。

しばらくして共通の友人の記念日に一緒に飲むことになった。
俺はもちろんその気だ。
亜季さんより少し遅れて店に着く。
もう友人と話が弾んでいる。
その日はちょっと早めに切り上げた。
前に抱いてから3週間。
もう抱きたくてたまらない。
が・・・。

駅に着き、「帰らないで欲しい」と告げると彼女は言う。

「ダメ、もう帰る。もうおし


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