薄暗い用具室で散った恋心
2017-06-21
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最近よく、大学時代に片思いだった女の子の夢を見る。
名前は奈々江。
サークルが同じで、講義後の活動が俺の唯一の楽しみだった。
特に美人という事でもなかった子だが、一目見た時から気になっていた。
夜も彼女のことを考え、自慰に耽る日々だった。
サークル活動は、様々な施設にボランティアで手伝いに行ったり、文化レク活動の補助を行なったりする、いわゆる品行方正なメンバーたちが集い、ハンデのある人たちの手助けをする事を目的とした慰問活動が主体だった。
しかし内実、メンバー間の確執も多々あり、遊びたい盛りの世代で慰問など、よほど将来はその手の職種に進むことを望む人でないと長続きしそうもないサークルだった。
かく言う自分自身も、(食いっぱぐれのない福祉関連にでも進むかな?)くらいの軽い気持ちで、この大学とサークルを選択しただけの人間だ。
このサークルは、毎年秋に某県立の福祉施設に文化祭の手伝いを行なう事を恒例としており、自分も文化祭のMCを施設の職員と合同で行なう役割を得て、これ