ブーンは歩くようです #3

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2009-06-20

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第五部 ツンドラの道と、その先に夢を見た男の話


― 1 ―

見上げれば薄い青をした空色と薄い雲。

ロッキー山脈を越えてひたすらに北上を続けた僕は、アメリカ大陸の西端セワード半島、
かつてプリンスオブウェールズ岬と呼ばれていた場所に立っていた。

目の前に広がるのは、凍りついた海。
その先に、うっすらと茶けた大地の一部が見える。

そう。ここは大陸と大陸の境目。北アメリカとユーラシアの間に横たわるベーリング海峡だ。





はるか昔に存在した氷河期。
人類はここを通って北アメリカへと渡り、のちに彼らの子孫はインディアンと呼ばれることになる。

そして今、

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