カードで勝って

開く
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他の客がいないバーの片隅。
私、ショウナと同級生のココンちゃん、ミチハちゃん、シキブちゃんは、丸いテーブルを囲んでタバコをくゆらしていた。

テーブルのそばに立つ、長い葉巻をくわえたコマチちゃんが、テーブルの真ん中に9枚のカードを並べた。
「それでは、数を予想したカードを置いてください。」
私たちはテーブルの上に裏を向けたカードを置いた。
「では、めくります!」
コマチちゃんは9枚のカードから、何気ない手つきで3枚のカードをめくった。
「5、8、3……16になります!」
「うわぁーっ……」私たちは自分の前のカードをめくった。コマチちゃんはそのカードの数字を見て、判定を始めた。

   ▽

私たちはc学二年生。ここは、バーに見えるけどコマチちゃんの豪邸の中にある「ゲスト部屋」だ。
私たちは世間で言う「お嬢様学校」に通っている。私は特待枠で入学したから別だけど、あとのみんなの家は金持ちだ。
特にコマチちゃん家の金持ちは群を抜いてる。そしてコマチちゃんの「


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