ちょっとアホな父の教え

開く
2007-03-28

ちょっと前のことだ。夜、父が歯磨きをしていた。ずいぶん眠そうだ。
「とっとと終わらして寝れば?」
「・・・おぉぉー」
返事はある。まだ起きてはいるようだ。しかし、しばらくすると完全に寝たようだった。後ろの壁にもたれて、口をあんぐり開けて、若干上を向いている。案の定歯ブラシはおちていた。しばらくすると・・
「ゴガァッ!!!」
「どうしたッ!?」
駆け寄ってみると、やたら咳き込んでいる。
「大丈夫か?」
優しく背中をさするオレ。
「ゲホッゴホッ」
すると、
「溺れよった・・・」
「え?」
「死ぬとこやった・・・」
後で詳しく話を聞くと、どうやら歯磨きによって生まれた大量の唾液が、上を向いて寝ることで喉のほうに流れてきて、普段いびきをかく父、つまり、口呼吸の父の大事な大事な空気の通り道を塞いでしまったらしい。その後の父の言葉・・・
「いいか○○人間は5cmの深さの水溜りがあれば死ねると言われているが、どうや

お勧めの体験談