50年後のAKB48
2010-09-01
「おじいちゃん!AKBのおはなし、聞かせて!」
毎年、夏になると私たちの家を訪ねてくる孫の、元気な声。
物心ついて以来、すっかり劇場で歌い踊る少女たちの虜になっている。
私は夏がくるたびに、毎年同じような昔話を繰り返しては、苦笑する。
(私もすっかり年をとった・・・分かっていても同じ話をしてしまうのだから)
それでも、私の昔話を身を乗り出して聞いている孫娘は、
いつでも瞳をきらきらさせながら、笑顔を見せてくれるのだ。
「AKBが初めて公演したとき、お客さんはメンバーよりも少なかったそうだよ」
孫娘が一番喜ぶのが、AKBの本当のスタートの話だ。
もちろん私自身はその場に居た訳ではない。
それでも、今もなお日本のトップアイドルの座を守り続けるグループの、
現在では想像もつかないスタートラインの話をしてあげると、
孫はどんなお伽話を聞かされるよりも心踊らされるようなのだ。
「初めての公演から2~3年はね、おじいちゃんも