ショート小西
2006-02-09
目が覚めると昨日の酒が残っていた。
既に日は昇っている様で、カーテンを閉めたままの部屋でも既に部屋の中は明るかった。
「もう、朝なのか?」
アルコールでやられた頭を押さえて、今日の予定を思い出す。
重要なイベントが無ければ、今日は仕事サボろうかと考えていた。。。
が、ダメだ、思い出した、今日は顧客との重要なミーティングがある。外せない。
時間が気になり枕元の時計を見ようと振り返った所で、、
全身の血が一瞬止まった。
今自分が寝ていた同じ布団に、もう一人寝ている奴がいた。
布団から頭だけを出してうつ伏せで向こう側を向いて寝ている。
顔はここからでは見えないが間違いなく女である。
真っ黒なショートヘアーで耳たぶに綺麗な緑色のピアスが見えた。
「この女いったい誰だ?」