アユとの10年
2011-06-10
先日、妻であるアユと付き合い始めから数えて10年目に突入した。
その記念に思い出を語ることにする。
付き合い始める前、当時私は働き盛りで、金は有るが特定の女性を決めずに毎日自由に遊ぶ、
つまる所、少し表現は古いが独身貴族を満喫している気楽な身分だった。
だから女友達のアユと遊ぶ時は、アユが欲しいといえば何でも買ってあげていた。
今思うとそれが当時のカレとの関係を余計に悪くしていたのかもしれないが、
アユのカレもまたパチンコでスっては私に生活費を借りており、
その流れでか、文句は特に言われなかったように思う。
「友くん!」
その日も玄関のドアをあけると元気に抱きついてくるアユ。
「またカレと喧嘩して来たのか?」
私に抱きついて唇にキスしてくるアユ。
初めこそ頬だったものがいつの間にか唇にキスする関係になっていた。
細いアユの華奢な腰に手を回して抱きとめる。
「・・だって口うるさいんだも