アイスピックの震え 2/7
2013-02-28
床に衣類が散乱していた。
男物の中に、冴月が着用していたものも混じっている。全てが脱がされているようだ。
薄暗いフロアとは対照的に、スタッフルームには灯りがともっており、その中からギシギシと木の軋む音がする。
中では、冴月が男の一人に抱かれていた。ベッドの上で太腿を掴まれ、正常位で貫かれている。
シーツへついた右肘を支点に、半身を起こす格好の冴月。
その唇にブランデー入りのグラスが近づけられた。やや強引に押し当てられる。
冴月は、その頬の紅潮からするとすでにかなりの量を飲まされているようではあったが、グラスが傾く動きに逆らわない。
グッ、グッと喉を鳴らして飲み干していく。
空になったグラスが離されると、鼻から深く息を吐いた。唇が僅かに震え、瞳がとろりと潤んでいる。
「酒は最高の媚薬ってなぁ、本当だな。この女、かなり感じてきてるようだぜ。
膣ヒダは膨らんで締め付けやがるし、子宮口もすっかり固くなってよ。顔は澄ましてやがるがな」