これから男と修羅場1

開く
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今日の話。

大学でとある就職の採用試験があった。

試験場の設営で彼女共々十数名が駆り出されたんだが、試験か終わってやれやれ、と思ってたら友達の一人が慌てて俺の所に来てこっそり耳打ちした。

「A室に怪しいカップルがいる」

俺は好奇心とスケベ心でその友達と現場へ向かった。
A室と繋がっているB室から入り、ガラス戸から中を覗いた。が、何も見えない。
その時点で、多分誰もいないんだろ、とタカを括った俺はテンション下がり、帰りたくなった。
ところが彼女いない歴20年の友人がチャレンジングにも、音を立てないように戸を開けるから待ってろ、と言う。

殆ど職人技で、音を立てずに戸を開ける事に成功、二人で中に入って行った。

「絶対にまだ中にいるはずだ」との自信満々の彼の言葉に妙に緊張感が高まった。

薄暗い室内、パーテーションの奥でもの音。一気に緊張感MAXでした。

人の見分けが辛うじて付くか付かないかの明るさだったけど、遠くに黒い人影が二体見ることが出来た。

ゆっくり距離を縮め


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