冬のある日
2004-08-09
恋をしたいと切実に願う今日この頃。
北風は冷たく、雪の冷たさは最早痛く、ホットコーヒーと肉まんの湯気だけが自身を暖める全てであると気付いた冬の日。
こうしてコンビニの前に座っていると所謂『今時の若者』風に思われて嫌なのだが、それでも俺には行くべき場所が見当たらなかった。
やる事が無い。
大学進学を推薦で決めてしまった俺に突如として襲いかかってきたその魔物は、今までの人生の中でもいっとうヘビーな相手だった。
学校に居てもやる事が無い。
家に居てもやる事が無い。
生きていても、やる事が無い。
だからと言って死のうと思うほど、俺の思考回路はネガティブには出来ていなかった。
結論として思う事は、何