ひと晩で2人の新社会人の女の子と・第1話
2019-02-14
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春、色んな人が激変した環境に何とか馴染もうと必死で頑張ってる姿をたくさん見かける。
初々しいスーツ姿に、まだ角が張った黒い革鞄を抱えた新社会人・・・。
自分が大学を卒業した頃を思い出して微笑ましくもなる。
ただし、その姿も週末の終電間際になると様子が異なってくる。
馴れない環境で昼間一生懸命に精神をすり減らした新社会人たちは、夜、少しのアルコールで過ぎ去りし大学生活へのノスタルジーか、一気にそのノリに戻って飲み過ぎてしまうものだ。
俺がこの季節、狩場にしているのは主に大箱の居酒屋か、チャージがかからないカジュアルなバーだ。
特に俺が好成績を収めている店は、ノーチャージでカウンターでの都度払い、ダーツが2台設置してあるもののこぢんまりとした、そして価格帯の安さから若い子で賑わうお店だ。
普段はクラブが主戦場だが、ほぼリクルートスーツに毛の生えたような格好をした新社会人たちは飲みに出てもその格好のまま金曜日のクラブへ出向くことは少ない。
4月初頭のある金曜日、この日も