保育園で行なわれていた罰当たりな行為・後編

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2022-01-08

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保育所では年に1回、年長組の園児を対象に“お泊り会”が開かれた。
何のことはない、みんな一緒に園舎で一晩過ごすだけだが、ほとんどのガキにとって、親元を離れて眠るのは出生直後を除き初めての経験。
これからの長い人生を展望し自立への第一歩を刻む意味でも、園児にとっては期待と不安に満ち溢れた大イベントだった。

その日は昼間、みんなで近くの農場へ行っての芋掘り体験。
収穫した芋を保育所へ持ち帰り、保母さんや保護者が調理して夕食にする。
小学生以上なら墓地を利用した肝試しなどの企画も考えられたが、そこは外泊初体験の幼児。
大人しく絵本を読み、風呂に入って寝るだけだ。

この種のイベントにはアクシデントがつき物だ。
昼間は元気に騒いでたくせに、夜になると親が恋しくて泣き出すガキがいる。
緊張と興奮で熱を出したり、夕食後にゲロったりする面倒な奴もいる。
普段と異なる環境で、卒業したはずの粗相を再発する子も絶対いる!
そうした事態に備え、保母さん


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