水泳の時間に熱中症で倒れた女子に降りかかった災難

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2016-03-04

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中学2年の夏、その日はよく晴れていて、最高気温が35度を超えるような暑い日だった。
そんな日の水泳の授業。
うちの学校の体育は男女合同で、プールを使う時は1コースから3コース、4コースから6コースの半分ずつ、男女に分かれて使っていた。

体育の教師は50代のおじさん先生で、生活指導もしていたからか、何かあると頻繁に長い説教をしていた。
その日も、少しふざけていた男子や、お喋りばかりしている女子を見て授業を中断し、全員をプールサイドに座らせて説教を始めた。
説教が終わると、そのまま平泳ぎの手足の動きについて解説して、実際にやってみろということで、やっとプールに入ることができた。

ところが、泳ぐ順番待ちをしていた時、長い間炎天下に晒されていたからか、1人の女子がプールサイドで倒れてしまった。
みんなが倒れた女子の周りに集まりだし、すぐに先生も駆け寄って来た。
先生はその女子の様子を見ると、お姫様だっこのような格好で抱きかかえてプールサイドの日陰まで連れて行った。


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