身体の弱い妻とお隣の田中さん
2015-09-23
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妻の美代子が我が子を出産してから3週間経っても退院せずに入院している。
美代子はもともと身体が弱いため、母子共に無事出産できるか危ないものだったのだ。
そのため出産した今も入院している。
僕は仕事が終わってから毎日美代子のお見舞いに行っている。
けど、今日は外回りの時間で合間ができたので、途中病室に寄ると美代子はすごく驚いていた。
「あなた、お仕事のおさぼりはダメですよ」
「いいじゃないか、可愛い奥さん見に来ただけなんだし」
そんな美代子と何気ない話をしていたら、そこへノックも無しに突然誰かが入ってきた。
「およ、旦那さん来てたのかい?」
入ってきたのは隣の家に住んでいる田中さんだった。
僕は美代子と話に夢中でノックの音が気が付かなかっただけかも知れないので、美代子に小声で聞いてみた。
「あ、わ、私は、き、聞こえました・・・」
なぁんだ、やっぱり僕が聞こえてなかっただけか。
「旦那さん悪いけどこれ、花瓶の