炎天下の気ぐるみバイトで汗だくになった同級生
2017-01-30
この体験談は約 9 分で読めます。
イベント会社のバイト説明会に行ったら、偶然にも同級生の長谷川さんがいた。
長谷川さんは背が小さくて、すごく大人しい子だった。
俺は長谷川さんとは一度も喋ったことがなかったが、周りは他人ばかりだったから、とりあえず2人並んで座ってバイトの説明を受けた。
バイトの内容は夏休み期間の間、2週間に渡って遊園地の一角で行なわれるキャラクターショーの会場案内。
俺は入口係員で、長谷川さんはベビーカー預かり所に配置された。
ところがこのイベント、客があまり来ない。
平日はショーの時間になっても客がいないこともよくあり、ショーの中止もあった。
イベント会社の人はコスト削減を考え、スタッフの削減や配置換えなどで何人かのスタッフが辞めさせられ、会場入口付近は実質、俺と長谷川さんと、もぎりのおばさんだけでやっていくことになった。
それでも客は来ない。
遊園地自体にはお客さんは来ているんだが、肝心のショーを金払って見てくれる人がいない。
そこでショーの会場入口付近