続2・誰にも言えない秘め事
----/--/--
年越し31日の出来事です。
夕食を終えた我が家では夫と義父が晩酌を始め、恒例のNHK紅白を見ていました。
夫はいい感じに酔いが回ったのか?座椅子に横たわり目が虚ろになり始めた頃、義父がトイレに立ったんです。
暫くすると義父が居間に戻って来て ”お隣も起きている様だけど、ロウソクの灯りで過ごしているよ…可愛そうに”
と夫に話していました。
いつもなら関わる事を嫌う夫でしたが酒で酔っていた事もあり、隣の男性を気に掛け”酒でも飲ませてやるか” と言い
出したんです。
私は彼と会う事に抵抗があったんですが…。
話の流れから私が隣の彼を呼んでくる事になり、渋々隣へ向かいました。
居間の古びたカーテンから洩れるロウソクの灯が見え、玄関に入ると彼を呼んだんです。
”奥さん!こんな時間に来るなんて…良いのかい?”
”違うわ…お義父さんが一緒に酒でも飲まないかって…”
”叔父さんが…嬉しいなぁ…直ぐにいくよ”
そう言って居間のロウソクを消