今年の母の誕生日に特別なプレゼント
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母の誕生日は7月7日の七夕。
ロマンチックな日が誕生日で羨ましいね。
去年までは普通にお祝いしてたけど、今年は父が単身赴任で海外に行ってるので特別なプレゼントをしようと決めてた。
「誕生日おめでとう、これプレゼントだけどもう一つあるから期待しててね」
「何かしら…開けても良い?」
「良いよ」
目の前でプレゼントの包みを開けて動きが止まる母。
「ここ…これって…」
「サイズは合ってるはずだから今夜はそれ着けてね?もう一つのプレゼント渡しに部屋に行くから」
「ええっ!?まさか…」
「たぶん想像してる通りのプレゼントだよ、父さんが居ないから今年は特別にしようと決めてたんだ」
「嬉しい!期待して良いのね?」
「いっぱい頑張るから期待してて」
夕飯の最中に何度も母と目が合い、その度に恥ずかしそうに顔を伏せてる。
瞳は潤んでるし普段とは雰囲気からして違ってる。
相当な期待をしてるんだとプレッシャーを感じた。