イスラム教徒の留学生・スーとの馴れ初め
2014-12-13
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大学生の頃、冬の話。
授業が終わってうちに帰ったら、アパートの廊下でターバンを巻いた季節に沿わない薄着の女の子(イスラム圏の女の子)が行き倒れていた。
無視するわけにもいかないので「大丈夫か?」と声をかけると、片言な日本語。
どうやら、風邪を引いているみたいで、熱が相当高く意識が朦朧としているようだ。
この子もアパートの住人だろうから、部屋まで送ろうと部屋を訪ねると、実は俺の隣の住人であることが判明。
お隣の顔も知らないなんて世知辛い世の中だ。
「部屋に薬はあるのか?病院に送っていこうか?」
日本語と英語を交えて会話すると、「薬はない、医者はいやだ」という返事。
じゃあ、という事でうちから風邪薬と体温計と、実家からアホみたいに送られてくる桃缶とポカリを差し入れに行くと、今度はターバンを取ったパジャマ姿の女の子。
さっきは気付かなかったがこの子、アラビア半島によくいる感じの目くりっくりの美少女だ。
薬と桃缶(キンキンに冷えている)とポカリを渡