番外編ショート!妻を盗聴R110「すべての間違い、いや、最高の間違いの始まり」
2023-05-04
焦らし作戦大成功、それにお酒のせいもあったのでしょう、精魂尽き果てるまで逝かされた妻は泥のように眠っていました。
私も妻の美しい寝顔を見ているうちに、いつの間にか寝ていたようです。
ふと、目が覚めると、隣に寝ていた妻も同時に目を覚まして視線が合いました。
時刻はもう24時を過ぎています。
妻は悪戯好きな子供のような表情で「ねぇ、話の続きは?」と言うと、私に抱き着き、キスをしました。
「保健の先生」のお話のスタートです。
昔、昔、大昔、私の通っていた学校は所謂、名門校で、独身の教諭たちのために、寮の替わりに学校の隣接地にあるマンションを借り上げていました。
「その先生もそこに住んでたんだよ」
「ふ~ん、それで?」
もうすぐ卒業というタイミング、可愛がってくれていた自分の担任の男の先生も同じ借り上げたマンションに住んでおり、当時、その学校のすぐ近くに住んでいたので、気楽によく遊