花火の帰り道、僕は彼女に何もしてあげられなかった
2014-01-07
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もう10年も前の話。
東京都内の某大きな花火大会に、当時高校一年生だった私と付き合って間もない同級生の彼女と行きました。
付き合っているとは言え、まだ高校一年生の私たちは手を繋ぐのがやっとの状態。
そこそこの進学校の私たちにはそれが精一杯で、当然移動は電車でした。
彼女は小柄で身体も細く、まだ中学生の面影も残るようなショートカットのいかにも真面目そうなタイプで、笑うと可愛い清楚なタイプのコでした。
黄色の浴衣を着ていた彼女はとても可愛くて、夏の暑さで薄っすら汗をかいていても近くに寄るとシャンプーのような香りがしていたのを覚えてます。
そして花火が終わると一斉に人の流れは駅に向かい、ホームは人で溢れました。
メガホンで花火の客を誘導する駅員、電車がホームに来ると私達は後ろから人の波に押し込まれるように否応なしに電車に乗り込まされました。
彼女とは手を繋いでいたのですが、乗り込むと同時に車内ではぐれてしまい姿が見えなくなりました。
今、思えばこんな状況で不