江戸時代の町屋社会には「おかみさん文化」と言うものがあった
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昔の商家には一生を独身で済ませ、お店(たな)大事を貫く番頭の存在が落語や講談、読み本などで紹介されているがあれには裏がある。
実はその番頭は、おかみさんの肉体で満足していた。
けして不義密通ではない。
それが商家に嫁いだおかみさんの現実的な役目だった。
大店(おおだな)を内側から守るのがおかみさんの役目で、それには信用できる使用人の育成は欠かせない。
肉体的繋がりほど強いものは無いので、丁稚(でっち)はともかく、目端が利きそうな手代(てだい)辺りから、おかみさんが性欲の面倒を見て手懐ける習慣が、町屋社会(商家社会)では公然の秘密だった。
この関係、小使いは少なくても我慢させ、忠誠を尽くすだけでなく、悪い遊びを覚えてお店(たな)の金に手を付けたり、悪い病気を拾って来るのを防ぐ役割もあって、当然お店(たな)の旦那公認の「面倒見の行為」だった。
旦那公認で、使用人の性欲の面倒見の行為が、平然と行われていた。
すると不義密通話は何なのか?