新婚生活の夜
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−妻が誘いかけてくれた夜−
ともに童貞と処女が一緒になった新婚夫婦だった。
その新婚生活を送った家は、駅前の呉服屋さんの離れで、
八畳と三畳に狭い台所で、風呂はなかった。
その八畳和室で、毎晩、妻の肌と交あわせる新婚生活が始まった
僕が、眠りかけていると
「ねえ…、もう眠ったの…?。背中を掻いて欲しいの…!」
と妻が問いかけてきた。
僕はそれに応えて妻の背中に手を回した。
僕は妻の背中を掻くうちに男は昂振り、その我慢は限界に達した。
僕は妻のからだを仰向けにし、浴衣の合わせ目を拡げてその柔肌に触れ、
激しく妻と互に愛撫しあい、そしてからだを繋いで呆気なく果てた。
結婚して女の悦びを次第に知りつつあった妻が、
眠りかけた僕の寝姿を見て、熱くうずくような女の性欲の昂ぶりが抑えきれずに、
妻は「背中を掻いて…」と、暗に僕に性行為を誘いをかけた初めての夜だった。
−ガリ刷の好色雑誌−