じいさんのエロ話
2011-06-17
去年じいちゃんが死んで、初めて田舎に帰った時の話
うちの親父が養子にだされたこともあって、俺はほとんど田舎に行ったことがなかった。
大往生なので特にしんみりした様子はなく、じいちゃんの生き残りの友人や、旧制中学の後輩が沢山来て、お通夜は酒盛りになっていた。
家をついだおじさんが古いアルバムを引っ張り出してくると、なんやかんやで盛り上がっていた。
これもいい供養だなあと俺は思い、昔の話を聞くのも嫌いではないので、色々忙しい
おじさんおばさんのかわりに俺が聞き役になる形で宴会は進んでいた。
田舎の実家は、大きな酒屋だったので、お屋敷みたいに広かった。
田舎のじじいは酒癖がわるいので、おじさんおばさん達は、葬式の準備にかこつけて、
ひとりふたりと宴会の場からいなくなっていた。
顔をまっかにした、じいちゃんの小学校時代の子分と称するおっさんが、40代で死んじゃったばあちゃんの仏壇の写真を見ながら、
「ミヤコさんは、やっぱりきれいじゃのう」と妙にエロ顔をしながらつ