童貞を捨てたくて親友と風俗街へGO!

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2019-11-22

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1996年、春。
俺(隆志)は高校を卒業した。
受験に落ちた俺と、大学に合格した友人である健太郎は、ある企みを計画していた。

「なあ、健太郎。俺らはついに高校3年間で童貞を捨てられなかったよな・・・」

「ああ、そうだな・・・」

3月とはいえ、まだまだ冷たい風が吹く中、2人の憂鬱な心はさらに冷えていった。
片手に持った缶コーヒーも冷えていく軽い沈黙の中、健太郎が言った。

「なあ、俺らこのまま卒業してもても童貞を捨てられないんじゃないか?」

「・・・かもしれん。俺は浪人だが、その間に捨てられる気もしねぇし・・・」

(やっぱ大学に入るまでに童貞って捨てるべきなんじゃないだろうか)

そう心の中でつぶやいた2人。
高校3年間で彼女も作れず、女友達も皆無だった2人は、ほぼ同時に相手に向かってつぶやいた。

「風俗・・・行こうか・・・」

次の日。
地元の風俗街の最寄り駅に朝11時に集合した2人。


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