すっきり

開く
2011-10-05

高校時代、今の柳原加奈子以上に太っている子がいた。名前を仮子としときます。
その子はすごく太っていたんだが、性格は明るく、すごくいい子だった。
当時俺は見た目も中身もオタクの苛められっ子であり、よく苛められていたんだが、そのいじめられている場面をたまたま仮子が見て庇ってくれた。もう神様のように見えたね。
ただ俺を庇ったことによって、仮子まで苛めの対象になってしまった。
男の俺のように殴る蹴るをされていたわけではないが、徹底的な無視にあっているようだった。すごく悲しそうな顔をしていた。
たまたま学校帰りにばったり仮子に会った時に、「ごめんね。俺を助けたせいでなんか仮子さんまで・・・」と謝ると、仮子は「自分のした事に後悔はしてないから。あの時助けなかったらすごく後悔していたと思うから。謝る必要ないよ。」と言ってくれた。この時、完全に俺は仮子に惚れた。そして初めて「守ってあげなきゃ」という男らしい感情が芽生えた。
かといって苛められっ子が急に真反対に男らしくなるわけもなく、皆の見ていない時に少しずつ話しかけるように頑張っていった。

お勧めの体験談