下宿屋を営む妻の実家
2013-12-23
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これは今から10年くらい前の話です。
そのとき妻は32歳でした。
当時、妻の両親は、妻を含めて子供たちがみんな成長して家を出てから、二階の二部屋を学生に賄いつき下宿として貸していました。
義母は以前から賄いつきの下宿をして地方から来た学生さんたちを世話してみたいと思っていたそうで、一つの生き甲斐みたいになっていました。
下宿と言うと、昔は四畳半の畳間というイメージですが、ぜんぜんそんなんじゃなくて、綺麗なフローリングの床にベッドという、およそ下宿のイメージから外れたような部屋で、近頃の学生さんの下宿事情も変わったもんだと思いました。
まあ、もともと妻や妻の妹の部屋だったわけですから、まあ小綺麗な部屋だったのも当然かもしれません。
妻の実家は私のところからも車で30分ちょっとと近いので、妻もちょくちょく実家に行っていましたし、義理の両親が二人で旅行したり、食事に行ったりするときは、代わりに妻が賄いをしに行っていました。
そんなこともあって、下宿している学生さんたちとも、話したり