密かに想いを寄せていた文学少女に膝カックン
2019-07-19
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高校2年生の時、クラスで男女問わずに流行ったイタズラがあった。
膝カックンだ。
相手の膝の裏に向かって自分の膝を突き出し、バランスを崩させる。
子供の頃は、こんな単純なイタズラが意外と楽しいもんだ。
俺はやられることは多々あったけど、自分から他人に仕掛けたことはなかった。
しかし、試してみたいと密かに思っている相手が1人いた。
同じクラスの小柄な読書好きな女の子、Tさんだ。
当時俺は、Tさんに淡い恋心を抱いていた。
休み時間に読書に耽っている時のメガネをかけた横顔が、とても知的で可愛かったのだ。
大人しくて落ち着いた、控えめな性格も俺のタイプだった。
Tさんは膝カックンされた時、果たしてどんな反応をするんだろうか?
これだけブームになってるんだから、誰か1人くらいはTさんに膝カックンをするやつがいるだろう。
そう考えていたけど、残念なことにTさんが膝カックンのターゲットにされることは一度もなかった。
かと