6Pの思い出
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オリンピックを観ていたら大学時代の事を思い出したので聞いて欲しい。
俺は自分で言うのも何だが女にモテていた。
俺はナンパをした事がなく、女の方から告られて付き合うパターンがほとんどだった。
男の場合は彼氏のいる女に手を出す事は少ないと思うが、女の場合は俺に彼女がいる事を知っているのに告ってくるパターンが多く、彼女がいる時の方がモテていた。
女は他人の物が欲しくなるらしい。
そんなある日、俺は同じゼミの柔道部のA子に告られた。
俺は彼女がいた事もあり、可愛くないA子の告白を断ったが、同じゼミだったので今後の人間関係も考え遠回しな表現をした。
すると、A子は勘違いをして、俺が今付き合っている彼女と別れて自分と付き合う事になったと思ったらしい。
俺が彼女と一緒にいると、A子は泣きながら俺に近づき俺を嘘つき呼ばわりした。
恋愛に慣れている女なら、断られた事に気づく断り文句を、勝手に勘違いしたA子を俺は彼女と一緒になって馬鹿にした。
翌日、俺は女子柔道部の連中に囲まれ、A子に謝り、彼女とのよりを戻