憧れていた新任の先生との思い出
2016-09-12
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私が高校2年生の時、新任の社会の先生が来ました。
早稲田を卒業したさわやかな先生で、私たちの日本史の担当でした。
話は面白いし、廊下ですれちがっても「おう!元気か!」と声を掛けてくれて、ファンは多かったみたい。
私も気になってはいたけど、みんなも同じように接しているんだろうなと思って、特別な感情にならないよう我慢していました。
当時、委員会活動があって、私は新聞委員をやっていました。
締め切り前は結構大変なのですが、ある土曜日の午後、「台風が接近しているので、残っている生徒も下校するように」とのアナウンス。
土曜の午後だから部活の生徒しかいなかったのですが、ほとんどの生徒が帰って、私たち新聞委員もどうしようか悩んでいました。
すると先生が来て・・・。
「放送聞いただろ?帰んなきゃダメだぞ」
「あ・・・はい」
「お前どうやって帰るんだっけ、バス?俺の車で送ろうか?」
「あ、い、いいです、大丈夫です」
「ダメだよ。いいよ