滝壺の少女たち その二
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近づいてきたばかりなく、声をかけてきた!
声をかけてきたのは一番元気で明るそうな小学校低学年の二人の女の子のうちの一人だった。
その子はもう一人の低学年の女の子よりも先に私の方に近づき・・
「オジさんも水浴びしてたの・・?」
私は人見知りもしないでくったくのない笑顔を見せて声をかけてきたその子に、大人である自分の方がたじろいでしまっていた。
「そ、そうだよ!」私は、まさかその女の子たちが裸になって私と一緒に水浴びをするなどと夢にも思わなかった。
せいぜい、この滝壺に手を差し入れて心地良い「滝の水」の感触を楽しむぐらいではないのかなあ!と思ったぐらいだった。
それよりも、クマが出るかも知れない「遊歩道」を良く女の子3人だけで下りて来たものだと感心させられる。
そして、すぐあとからこの子たちの親などが来るのではないかと頭をよぎり、子供たちが降りて来た「遊歩道」の方を見渡したが、誰も後に続く気配はなかった!
すると・・
「じゃあ、私たちも水浴びするから・・」って、そう言うか言