最強の相棒 総集編
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中学3年の時初めて奴の球を受けて衝撃を受けた。
鷲が翼を拡げた様なダイナミックなフォーム、そのフォームから放たれるボールはフォップするようにノビ初速と終速がかわらずに豪速球が俺のミットにおさまる。
俺は捕手として全国でも一番だと思っていた。関東シニア優勝、シニア全国大会ベスト8、ジャイアンツカップ優勝と俺は4番、守りの要としてチームを引っ張って来た。
いくつかの名門高校に誘われていたとき、一人の年配のおじさんが家にやってきた。おじさんは東京の無名校の監督で出来たばかりの野球部だが中学の有望選手を集めていて、その中の一人に凄い投手がいるから君とバッテリーを組んで一緒に甲子園に行こうと言われその投手に会ってみたくなり一度会う事にした。
とある中学校のグランドで監督の車で行き落ち会った。
奴と会ったとき俺と奴は久しぶりだなという顔をしていた。初めて会うと思っていた監督は驚いていた。
そう、奴とはシニア全国大会の時に敗れた相手のエースだったのだから
監督に受けてみろの言葉に俺は受けることにした。マウンドに立つ奴は18