物静かな新人と無口な俺の一夜
2018-05-13
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俺の部署に2年ぶりに新人が配属された。
1人は男、1人は女。
2人とも線がほっそりとした感じで、色が白い。
新人女の肌はとても白く、物静かなお嬢さんタイプ。
清楚っていう言葉そのものな感じだ。
俺は新人女の方、レイのOJT(従業員の職業教育)の担当になった。
レイは言われたことを次々に吸収し、配属されて1ヶ月とは思えない仕事ぶり。
俺は無口な方だし、愛想もよくない。
レイも無口。
しかし、部署の人間の軽口でツボに入った時には、とろけるような笑みを浮かべる。
課長は、「2人を見ていると、静けさが広がるね」などと軽口を言う始末。
こんなレイは、すぐに男たちの人気者になった。
同期からは、『あんないい娘のOJT担当なんて幸せ者が!』などというメールが入ってくるが放置をしまくっていた。
昼食を一緒にとったこともないし、お互いにプライベートは全く知らない。
「おはよう」「お疲れ様」しか言葉を交わさない日