美しい母と、その母にそっくりな中1の娘・第5話[完]
2015-11-03
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重々しい空気だった。
なんでこんな事になったのか?
由香ちゃんと2人でデート、途中までは兄妹のように仲良くいけてたのに。
「タクヤ、久しぶり・・・」
「久しぶり・・・ヨウコ・・・」
なんで、よりにもよって今ここでお前に会うなんて・・・。
ヨウコ「その子、妹さん?タクヤって妹いたっけ?」
俺「この子は・・・」
家庭教師先の生徒さんだよと言うよりも早く、「私、タッ君の彼女だよ!あなた誰?」と由香ちゃんが俺の腕を掴んで言う。
「えっ!」
俺とヨウコが同時に声を上げる。
2人あちこちお店を見て回った後、公園で順子さんのお弁当を食べて、お昼から市内の小さな遊園地に行くために地下鉄のホームで電車を待っている時だった。
ヨウコ「タクヤ?」
凄く懐かしい声がして振り返るとヨウコだった。
ヨウコは俺の彼女・・・だった。
別れてからずっと連絡をとっていなかったから彼女を見るのは久しぶりだった。